カーペンターズ・フォーエバー
ビデオテープからのダビング続きです。今回はカーペンターズ・フォーエバーというタイトルの放送です。兄のリチャードへのインタビューと’74の世界ツアーからのライブ映像によって構成されたものです。
私にとってカーペンターズは、一人暮らしを始めた頃の最もお気に入りの歌手でした。’74のツアーでは日本公演もあり、岡山県立体育館でのコンサートに行きました。今から思えば妹のカレンは当時23歳と思われますが、とても熟練した歌声でレコードそのままという印象でした。それから9年後に亡くなるとは・・・
この番組では、というかコンサートでは、とても多くの曲を歌っています。日本のミュージシャンがMCが多いのとは対照的に観客が喜ぶのは、生で歌うことなんだと言うように、自分たちも演奏を楽しんでいるのがよく分かります。また、カレンは歌手としても天性のアルトヴォイスですが、ドラマーとしても一流であったことが分かります。歌の理解力は天才的だとも思えます。
’70年の「遥かなる影」のスタジオでの録音風景がありますが、当時は一発録りで、ドラムを叩きながら心に沁みるような歌唱をできるなんて、ちょっと考えられないです。好きな曲はたくさんありますが、この映像を見ながら(後にカレンが若くして亡くなったことを考えると)満面の笑顔で歌っていた「トップ・オブ・ザ・ワールド」をベストにあげたいと思いました。
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